e日記風 独り言

#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、私の興味ある電気製品やスマホ、あるいは世の中のサービスに関する記事です。
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楽 天 の 商 品

-2010- 固定電話番号移行の落とし穴
一つ前で書いたが、インターネット回線をケーブルTV会社から光回線に変えようと画策しているが、そこで一つ問題に突き当たったのでメモ!!。
NTTで取得した固定電話番号は他社の IP電話・ケーブル電話などに乗り換えた時同じ番号に移行出来る(ナンバーポータビリティ)が、若干注意もある。(現状では最初から NTT以外で取得した IP電話は同番移行は出来ない。2025年を目処に全ての固定電話を直接移行可能にするという情報もあるが)
① NTT > 他社(A社とする)IP電話 の場合は特に問題はないが、この時 NTTでは加入電話契約(電話加入権等)が「休止」と言う扱いになっている。この契約休止は5年毎 10年までは自動で延長されるが何もしないと「解約」となってしまい、その後違う回線会社への同番移行は行えなくなるらしい。(そのまま同じ会社で使い続ける場合は問題ない)
② 現状同番号移行は一方向のみで、一旦 A社に移行した電話を 更に他社(B社)に同番移行しようとしてもそのままでは出来ず、一旦 NTTに戻す(同じ番号を復活させる)必要がある(*1)。B社に同番移行する場合は NTTと再契約をした後に B社で移行手続きを行い、NTTは休止、A社の解約を行う。NTTのこの手続には 数千円~1万円程度の費用と 2週間ほどの期間が必要になる。
これが分かったのは以下のような経緯から。
我が家ではインターネット回線契約のオプションで IP電話を使っており、これまで十数年使い続けてきた固定電話の番号を変えたくないが、光回線業者に申し込んでみたら回線業者が「その番号は番号移行が出来ません」と言う。 元々 NTT > KDDI > J:COMと移行してきた番号だから当然出来ると思っていたので、一瞬虚を突かれた感じで聞き返すと、どうやら回線業者(代理店)は番号移行出来る番号かどうか番号検索が出来るようなんだが、そこに我が家の番号はヒットしないらしい。理由は回線業者にもわからないが、元々 NTTで発番された番号ならもう一度 NTTに戻せば出来るのではないかと言う。
コチラも「NTTの固定電話は同番移行出来る」と言うことしか知らないので、一旦電話を切ってからいろいろ Web検索してみた。
すると分かったこととして、元々 NTTの電話番号には加入権があり、その電話番号を他の通信業者に移行した場合、その番号は NTTの扱いとしては「休止」と言う扱いになるらしい。それが通算 10年経過した時に「延長」の申請をすればさらに5年ずつ休止扱いが伸びるが、10年以上何もしないで放置すると一方的に「解約」と言う扱いになるらしいとわかったが・・・・Webによってはこの解約がなくなったという情報もあるが定かではない。しかし、休止の場合は局番なしの「116」に電話して番号の復活を依頼しないとその番号を他の回線業者が使うことは出来ないらしいから、いずれにしろ「116」に電話して確認するしかない。一抹の不安として記憶はしていないが、すでに NTTから KDDIに切り替えて10年近く経っているので、「解約」扱いになってしまって今の番号が使えなくなっているのではと言う懸念が頭をよぎったが、電話してみたら「休止です」と言われ、再契約の依頼をしてみた。集合住宅の IP電話(光回線)の場合、光回線1本に対して 16軒のインターネット契約の収容能力があるが、その集合住宅ですでに16の倍数の契約がある場合、新しい光ケーブルの敷設が必要など工事内容が変わってきたりして工事期間や費用が変わってくるらしい。
私もそうだが、回線業者の口車に乗せられて乗り換えすることも多いと思うが、こんな分かりづらい仕掛けになっているなんて、総務省が旗振りした「同番移行」の仕組みは形だけ整えたユーザー無視も甚だしい。・・・と書いてから、上記の 2025年の双方向移行可能情報を見つけた。
その他の情報:https://simchange.jp/mnp-fixedlinephone/ など
*1:我が家の場合、NTT > KDDI > J:COMと同番移行したが、KDDI > J:COMの時は何の問題もなく直接移行できた。謎だ?
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今日の写真は、岡谷の家の庭に咲いていたカワラナデシコ。植えたつもりはないが、埋め立てた土に種があったのだろうか?
2018/07/14