再び HDD交換 :初めてのLinux体験 その2
回復コンソール・修復インストール

さて、昨日までで必要なデーターの救出が終わりました。木曜日は HDDがセクター不良を起こしている可能性が高いのでダメ元ですが HDD交換の前に、Windows Xpの回復コンソールからブートセクターなどの修復を試みました。
回復コンソールの前に、一応 ディスク上のMBRなどの起動情報を確かめておこうとBootableなレスキューCD(Ultimate Boot CD 3.4)を使って HDDの先頭部分のデーターテーブルをチェックしますが、想像ではアクティブフラグが書き換わったのかと思いきやここは教科書通りのデーターになっています。ブート情報に異常がなければこのレスキューCDではどうしようもないので回復コンソールから Windowsの起動の設定を復旧させるしかありません。で、このPCはリカバリーDVDしかなく回復コンソールが使えないので、別のPCのものですが Windows Xpのインストールディスクを CDドライブに挿入して電源を立ち上げてみます。
で回復コンソールを選んで・・・・パスワードが要求されている!?。 Wさん曰く、自分では設定した覚えがないし、自分でも身に覚えのあるパスワードは全部確かめたけど蹴られた、とのこと。そもそもこのAdminstratorのパスワードが通らないので自分での復旧を諦めたようです。ま、Administratorのパスワードなんて普通インストールの時にしか入れませんし、他人がやってくれることもよくあることで、忘れる方が普通かもしれませんが、回復コンソールや修復インストールなんてやる人の方が希でしょうからあまり問題にならないんでしょうね。
で、壁にぶつかったんですが、そこを何とかクリアーして(この方法はセキュリティに係わるのであまり無制限に公開しない方がいいと思います;公開するともしかしてMSからクレームが付いたりして???) 。やっと入れた回復コンソールから fixboot/fixmbr などのコマンドを打ってみますが一向に症状は改善しません。相変わらずHDDから立ち上げると、Panasonicのロゴが何度も表示されるだけです。
それではと言うので、今度は 修復インストールを試みようとしますが、回復コンソールで見つけてくれる C:\Windows ディレクトリがインストールでは見つからないのか、見つけても何かの関係で無視しているのか、何故か修復インストールに入ってくれません。要は Rキーを押して「既にインストールされているWindowsを修復しますか?」のような表示が出てくることを期待していたのに、「別のO/Sがインストールされていますが、このまま続行すると・・・My Documentsなどのファイルが消える可能性があります。」のような警告が表示されてしまいます。Xpのインストールって修復インストールがなかったんだっけ? Win2Kは何度も経験あるんですが、Xpは覚えがありません。インストールを続行したら、「このまま続行すると、WindowsディレクトリやProgram Files、場合によっては My Documentsも上書きされます」みたいな脅し・・・いや警告が出てしまいます。それでは修復インストールの意味がありませんし My Documentsが消えてしまうと、万が一救出し忘れたファイルがあった場合、取り返しが付きません。
仕方ないので、Windowsの起動で使うであろう Ntldrや Ntdetect.com Ntkrnl.exe などのファイルをインストールCDから探して上書きして見ました。 と、何とか Windows Xp のロゴが一瞬表示されます。 「おおっ このまま作業を続ければ」と期待して残っていた起動ログを参照しながら、ログの最初からファイルを探してはコピーをしてみました。数個コピーしたところで、例のいや〜なブルーの画面が出てきました。曰く「The problem seems to be caused by the following file: Fireprox.sys 」 となっており、この表示が最初ならもう一度電源を入れ直してみて、それでも改善しなければ、最近インストールしたH/Wか S/Wを確かめ・・・・と続きますが、結局どうしようもないと言うことです。 指摘されている Fireprox.sys というファイルを別のPCで確認するとどうやら McAfeeのドライバーのようですが、おそらくWindowsの起動の合間をぬってウィルス監視か何かしているドライバーじゃないでしょうか。こうなるとWindows の起動だけを追いかけても意味がなくなくなりますのでお手上げです。 ここまでの努力で修復インストールが走ってくれることを祈って、もう一度 修復インストールを試みますが、状況は同じ Xpのインストールディスクは C:ドライブに修復できる Windowsが存在していることを見つけてくれないようです。一体、Windows Xpのインストーラーってどのファイルを見て修復インストールを判断してるんだろう???
水曜日はここまで。 やっと内蔵のHDDの修復を諦める決心が付きました。
いよいよ HDD交換
金曜日 お昼休みに Wさんと一緒に近くのPC DEP○ に出かけて 2.5”HDDを物色。 2万円弱で 東芝の 100GB 5,400回転 流体軸受け 16MBキャッシュの 5V仕様のHDD(MK1032GAX)がありましたので、これを購入して帰りました。
ここからが、難物 PCのHDD交換に挑戦です。まず、5V仕様のHDDを 3.3V仕様のボディにつなぐために、ロジックの5V供給Pin(41Pin)と (多分)この3.3V供給HDDであるという認識のためのPin(44Pin)をラジオペンチで折ります。コネクタのピンは比較的硬くてもろい金属ですから先の細いラジオペンチで根本付近から何回かピンを曲げると簡単に折れます。どちらのピンも端っこにあるので左右を間違えなければ間違ったピンを折ってしまうと言う事はなさそうです。
PC本体のHDDが生きている内に交換する場合は、このHDDに USB変換アダプタを付けて内蔵HDDのデータを転送すれば、交換した途端に起動してくれますが、O/Sが起動しなくなってからではそれが出来ないので交換してからリカバリーするしかないので、このまま交換します。
Let's NoteのHDD分解記事は Webのここに詳しく載っています。まずは、電源のACアダプタと電池を外してから 底面のビスから外して行きますが、私の場合 外したビスの場所を間違えないように下の写真のように、紙の上にかなり広く両面テープを貼っておき外した位置が分かるように両面テープに貼付けていきました。いつもはただ置いておくだけなので、さわって位置が変わってしまうと元の位置がもう分からなくなってしまいます。今回は上記の情報のおかげで、準備が出来ました。感謝!

使用するドライバは精密用のプラスドライバを使います。ドライバは「小は大を兼ねる」 と思われがちですが、溝にあったサイズのモノを使わないとミゾを壊して最悪、回せなくなります。
キーボードは薄い金属板に乗っていますが、外すときに少しでも力を加えすぎると金属板が薄いのですぐ曲がってしまいます。キーボードの周辺が何カ所かが本体上カバーの内側のツメに引っかかっているので表面から小さなピンセットかマイナスドライバーなどで1個づつ外すのが良いようです。キーボードが外れてくると、フレキシブルキバンの先がコネクタに刺さっているのが分かります。このコネクタは、フレキキバンの上の白い部分をコネクタとは反対側にツメなどで引っ張ると 2mmくらい抜けてきてフレキキバンが抜けます。
後は、上記ページの情報を参考に分解しますが、私の場合 テープでロック部品を止めなかったので、バネまで全部外れてしまい、組立て時かなり楽しませてもらいました。 それと、下の写真のように キーボードのフレキシブルキバンを止めているコネクタが載っているキバンはこれまた、本体キバンにコネクタで接続されています。
逆さにしたときにこのキバンが落ちてきたんですが、この本体側とのコネクタは ちょっと見、ICのようでコネクタのように見えませんので、本体キバンかキーボードのキバンの一部が折れてしまったのかと、一瞬真っ青でした。よくよく見るとICのように見えたのはコネクタで、本体キバン側にも対応したコネクタがありましたので、2−3分でキバンが割れたのではないと納得できましたが、精神的にはかなり疲れた瞬間でした。
で、そんなこんなで、やっとの事で 内蔵のHDDを外して取り出し、3.3V対応にするためにピンを折った交換用MK1032GAXを取付けて、今までとは逆の順序で組立てます。CPUとグラフィクスチップ?の上の放熱用シリコングリスは手元になかったので剥がれたままですがとにかくフタが閉まりました。分解・組立てのここまでの所要時間 約 2時間 、他社のPCのHDD交換は せいぜい 長いものでも10分もあれば出来てしまいます。それに比べれば非常に長いし、リスクも高いのですが、警戒しすぎてHDD交換だけは何とか避けたいと思って 2−3日あがきましたが、この程度なら最初から交換前提で作業すれば良かった。
さて、何とか形状は元に戻りましたので、電池を装着してACアダプタを接続して、リカバリーディスクを挿入して電源スイッチを入れてみます。・・・・ん??? CDは一旦回転しますが、先に進みません。〜〜〜〜ん失敗したか?。もう一度分解か? それはしたくないな、と 2−3度スイッチを入れてみて、何となくCDの回転がおかしいことに気付きました。CDが何かに擦れているような音がします。CDドライブのカバーを開けてCDを取り出して中をのぞくと、途中でモニターの開閉ロックボタンを留めておいた両面テープの剥離紙が中に入っているではありませんか!?。 ちょうどその剥離紙がCDの検出センサーの当たりにくっついています。「おおっ、これだ、これ!」 とこれを取り除いて電源を入れ直したら無事、Panasonicのロゴに続いて、HDDが認識され、リカバリーメニューが表示されました。で、メニューに従ってリカバリーをしたんですが、パーティションを分割する際に、ちらっと見たことのある画面、そうパーティションの分割にはあの Partition Magic が使われているようです。
この時点で、金曜日は 夜中の1時を過ぎました。後は明日の楽しみということでWindowsが立ち上がることだけを確認して疲れた週末の1日が終わりました。

で、週末土曜日、昨日までで HDDの交換と Windowsのリカバリーインストールが終わりました。会社から借りてきた ライセンス用アプリやネットワーク設定用のディスクを使って設定を進め、一通り終わったところで 今回のような最悪の事態を避けるために O/Sパーティションのバックアップをとることに。 Linuxのバックアップ用ユーティリティに興味があったので、データー救出に使った Knoppixのディスクで Partimage というバックアップソフトがありましたので、これを使って C:ドライブのバックアップをとってみました。・・・・ 使用量約 6GBのパーティションのバックアップが gz圧縮でバックアップしたところ、何と1時間22分かかってしまいました。一方の DriveImage 2002では 20分くらい(高圧縮率の場合)。大体時間は1/10です。いくらフリーウェアと言ってもこれではちょっとつらいですね。 バックアップされたイメージファイルの大きさはどちらも 約 3GBでほとんど同じでした。
ということで、非常に楽しかったけど疲れた1週間が終わりました。 月曜日、会社にPCを持って行って最終チェックをして Wさんにさんざん恩を着せて(自分が楽しんだのは伏せたまま)、PCを渡して修理が終わりました。