PCバッグの吊りベルト修理

 ケチな割りに、PCに関連したものになるとフンパツしてしまう性格で、普段通勤に使っているバッグは3年位前に 大枚 3万数千円をはたいて購入したマルエム松崎というブランドの皮のバッグです。それまで布製のPCバッグが気に入って使っていたんですが、角の部分などが磨り減ってきたので 1万円台のバッグを散々探した挙句、どうしても気に入ったのが見つからずに、仕方なく 全皮製のこのバッグを購入したものです。


 バッグ本体は、値段だけのことはあって皮の質も染めも良く、少しくらい擦ってもたいした傷にもならないので満足ですが、最初についてきたショルダー用のベルトが薄いナイロンの布製で見るからに貧弱で最初から気になっていました。それが購入後、1年と少しした頃に通勤途上でいきなりバッグが肩から落ちてしまいました。びっくりしたんですが、人通りもない路上だったので他に被害も無く、ほっとして金具を見て唖然としました。金具の結合部が磨耗して穴が拡大して抜け落ちてしまったんです。
 会社についてから PCの起動を確認したら大丈夫だったんですが、値段が値段ですから 製造元の マルエム松崎のお客様相談センターに電話しました。「確認して交換するので、壊れたベルトを郵送して欲しい」と言われて送ったところ、数日後に 新しいベルトを送ってきました。(その後、有償修理とも言わずにいきなり代金 3,000円を要求する電話がありましたが、憤慨して抗議したらロハになったというおまけが付きました。)新しいベルトは今度は皮製で、見た目には高級感がありますが、金具部分は以前のものとそれほど変わっているようには見えませんでした。
 そのベルトが、何と! また同じところが同じように抜けてしまいました。今度はとめ具も少し前に抜けたらしく気づいたときには見当たりませんでした。下の写真でも、抜け落ちたほうの金具の穴が磨り減って拡大し、抜けた金具のボス部分もかなり痩せてしまっているのが分かると思います。



 前回の件で、文句を言ったのにもかかわらず、しかも代金を請求されたということを思い出して、今回はもうクレームする気にもならず、東急ハンズにベルトを探しに行きました。そこで気づいたのは、普通のベルトの金具は、少なくとも回転する勘合部分にはワッシャが嵌っているか、さもなければプラスチックになっているということです。1年やそこいらでこんなに磨耗することを考えると、やはりダイキャスト同士の摺動だけという機構は無理があるということが分かりました。(その後、メカに詳しい知人に聞いたところ、亜鉛ダイキャストというのは磨耗には極端に弱く、金属やダイキャスト同士が摺動する金具は耐久性が最悪であるということを教えられました。磨耗に関しては、プラスチックのほうが耐性が高いそうです。)
バッグ本体だけでなく、ベルトの耐久性試験もしっかりやってくださいよ>>マルエム松崎さん
 と言うことで、東急ハンズで交換用ベルトを探しつつも、金具の磨耗のためにベルトまで交換ということが少し引っかかって、金具だけ無いかと探しているうちに、またいつもの虫がうごめき始めました。ベルト金具だけの問題で 皮製のベルトを捨てるのはもったいないというふうに思い始めたのです。そこで、 既存のベルトにつける金具が無いか探しましたが、それほどピッタリなものは見つかりません。いろいろ考えた挙句、壊れた金具を加工して使うことに決めました。
 まず、穴が磨耗した金具の穴部分を金ノコで切断して、バッグ本体の吊革部分を通して、切断部をヤスリで削ってそこにアルミ製の細いパイプを嵌めて接着剤で固定します。

 最後に、一旦縫い目を解いたベルトの端っこを、金具に通して再び縫い合わせます。結果は下の写真のように接着剤が若干はみ出しましたが、強度的には問題の無いベルトが出来上がりました。最初から接着剤がこんなにはみ出すのが分かっていたら、接着剤には黒いトナー粉末でも混ぜて目立たないようにしたのにと思ったんですが、すでに硬化した「後の祭り」でした。(写真は拡大しているので、接着剤の白い色が目障りですが、実際はベルトに隠れてそれほど見えません。)


 反対側は 元からあった半円形の金具を残して、そこにベルトを通しただけです。
 写真でも分かる通り、元のベルトは金具のフックの部分で取り外しが出来ましたが、今まで一度もつりベルトを取り外した事はないので、余分な機能よりも信頼性を重視しました。
 もし皆さんもバッグを買うときは、ベルトの金具までしっかりチェックして、ダイキャスト製だったら摺動部分にはきちんとワッシャの嵌ったベルトの付いたバッグを買うようにしましょう。

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