自作マニアの物欲記 − 31
今回はドーンと 車選び−その1
 液晶TVに続いて、何倍もの大きな散財です。
 最近、車の調子が悪く、来年の車検までと思っていましたが、今のランティスは走行距離こそ 7万そこそこですが、何しろ送り迎えで一日駅までの往復を5回くらい繰り返すので、最近スターターモーターの調子が悪く、すでに 12年乗っていますからそろそろということで、日曜日に一念発起ディーラー巡りをして車選びを始めました。
 どこかで書いたように、我が家は現在は非常にマイナーな車で「マツダ・ランティス」という普通車に乗っています。この車にした理由は兎も角、この車は知る人ぞ知る「デザイン重視」の車で、なかなかスポーティな形です。(下の写真は色もグレードも違います。)
 この車に乗り始めるきっかけはデザインとは無関係だったんですが、乗っているうちに愛着も出てきて、しかもデザインに関するいくつかの評価を聞いて、次に乗る車への注文が厳しくなってしまいました。しかもデザインが良いのに希少価値があるという満足感もあります。私の駐車場は機械式の立体駐車場で 500台近い車があるのですが、ベンツもBMWもごろごろしているのに、ランティスは私の以外ありません。車に殆ど関心のない私でも、他人と一緒というのは何となく避けたくなるのですが、その点今までは満足でした。ま、燃費が限りなく悪い(駅への往復だと ≒6Km/l !)という欠点にさえ目をつぶればそこそこ満足してました。
 確かに、現在の車は同じ価格帯で比べれば、仕様的には殆ど変わりが無くデザインも各社皆似通っています。居住性を重視して、室内の寸法を精一杯広げ、エンジンルームを極力詰めて、その上でフロントガラスを傾け、ボンネットをそれに合わせて傾けるため、皆鼻先が似た形になってしまい、リアはこれも室内空間を最大にして且つトランクルームの体積も稼ぐためセダンはお尻がピヨコンと跳ね上がったような形になるか、ハッチバックになっています。
 一頃流行ったようなスポーティセダンというような感じのデザインは低価格帯ではどこを探しても見つかりません。せめてノスタルジックなセダンの形をと思っても、3ナンバーの高級車ならともかく、我が家が考えるような低価格車ではなかなか見つかりませんでした。
 加えて、家電は○下、S○ny は嫌い、車は ○ヨタが嫌いという意固地な私です。そんな中、インターネットで見ていたら、三菱のランサーという車が、写真で見る限り一番オーソドックスな形に見えました。かってはリコール隠しなどで話題になった三菱も、さすがに最近は悔い改めたのかニュースになりませんし、その分価格もかなり低価格で、これなら一度見てみようかと、当日はまず三菱メインで出かけました。
 しかし、三菱の販売店に言って「ランサーありますか?」と聞いたら<私と同年代と思われるおじさん>が、「えっ、ランサーですか???もう無いと思いますが。」というつれない返事。インターネットで見たというと、やっと「あぁ、ランサーはもう何台あるかという感じだと思いますが」と言うような客の期待を平気で裏切る対応に唖然。それを聞いていたカウンターの奥の女性が、「カタログならありますよ」と言ってくれ、カタログを見ながらしつこく、この車が見たいというと、それでも近くの販売店に電話で問い合わせてくれたんですが、結論は「もうどこにも置いてなさそうです。ハッチバックなら今修理で工場にありますが。おそらくランサーはギャランに置き代えていくと思いますので。」という状態。店内を見回すと、ギャランの新型が1台鎮座しているだけで、その割には客が入っているんですが、全部ギャラン目当てなのか、そんなにギャランっていいの? と思いつつも、ランサー目当ての私は 100万以上する買い物を実物を見ないで買える訳が無いので早々に三菱は退散しました。
 続けて、近くにあったマツダにも寄ったんですが、デザインは相対的に三菱よりは良いもののやはり展示車は限定的で、営業の人もこちらの意向を聞いてからは言葉少なになってしまい、ここも早々にサヨナラしました。
 次に向かう予定の日産販売会社への車の中では、三菱やマツダにもそこそこ面白い車があるのに何故売れないんだろうというそれまでの疑問が分かったような気がしました。確かに限られたスペースの中で全ての車種を展示するのは不可能でしょう。でもユーザーからすれば、せっかくショールームまで出かけたのに実際の車に乗って見られないのでは買おうという気持ちが萎えてしまいます。多分こうしたディーラーの従業員は必ず車通勤していると思いますから、せめて従業員には若干の手当でいろいろな車種に乗らせておいて、必要になったらその車を見せるとか、そんなことくらい出来そうなものです。
 次に行った日産では、若い元気のあるセールスマンが相手。希望に添わない展示車を見せながら、話も聞き上手で展示車の中に気に入った車種が無いと悟ると、近隣の系列販売店を紹介して試乗を勧めます。車で10分ちょっとの距離ですから勧めに従い出かけました。しかし、SYLPHY とLATIO というセダン、それとその気もないのにマーチにキューブを見せられても、やっぱりその気は起きません。
 で、いつもお世話になっているカーコンビニの店長のアドバイスに従い、家の近くの大型中古車展示場に行ってみました。5-600台の車が(中にはもう生産中止の車種もありますし、同じタイプ同じボディカラーも沢山ありますが)ほぼカテゴリー毎に並んでいますから、ここは非常に参考になりました。ここで分かったことは、私のように普段車に感心ない人は、例え新車でも余程の新型車を見るのでない限り、まずここで形を選んでおいてからディーラーに出かけて展示車に試乗してみると言うのが正解のようです。
 で、沢山の日産車の隙間から、ちらっと見えたフロントの形に惹かれたのが スバルのインプレッサ。ヨメさんは日産のTIIDAのパールホワイトにも目が行ったようですが、若干ボディサイズがインプレッサの方が大きいはずなのに、車高が低いせいで随分とスポーティに見えます。インプレッサの発表直後に、車好きの仕事仲間から「面白い車が出た。今時、この価格帯でサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用しているなんて」と聞いていたこともあり、俄然興味が高まります。(車であちこち走り回るのが趣味でもないので、関係ないと言えば関係ないのですが、エンジニアとしては主張のあるメカニズムにはどうしても気持ちが動きます。車オンチの私には、他社の同価格車に本当にこのメカニズムが無いのかどうか全く自信はありませんが)
    <続く>


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