ADSL ?

 最近、ADSL(いわゆるブロードバンド(BB/高速通信) 常時接続というやつ)が 普及してきたようです。 「ようです。」というのは、実は私の所はまだ サービス開始の 予定すら立っていないからです。
今日の新聞広告でも、NTT東日本は ”フレッツADSL”に申し込むと、 ワールドカップサッカーの入場券が当たるとか、 そうでなくとも、マイラインプラスと 併用すると契約料が割引かれる とか、単なる ADSL という通信利用サービスだけでなく、 「お得な」 セットサービスが受けられると言う事ですが、 何と私のところは、これらのサービスの対象地域にすらなれないのです。

 これって、 何か割り切れないものを感じるのは私だけでしょうか。 これまでも、 月一回くらいづつ NTT東日本の HPにアクセスしては サービス対象地域の番号検索をしていたのですが、まったく 予定日時すら開示されていないのが実情です。 思い余って、今日 116番に電話を掛けて聞いてみました。 電話に出た、窓口の女性はあまりこちらの言いたいことが 理解できないみたいで、
「お客様のところは、サービス開始がいつになるか決まって おりません。」 と繰り返すだけです。 こちらとしては、上記のようなサービスを受ける権利すら 与えられていないことに不満をもっているのですが、 マニュアルでは、”いつ頃サービス開始” とか ”いつ頃回答できる” とか、時期を匂わせるしゃべり方をしてはいけない (その予定がずれたときに 新しいクレームにつながる?) となっているようで、まったく取り付く島がありませんでした。 少し嫌味を言ってから、窓口の女性が黙ってしまったので 仕方なくあきらめて電話は切りました。

 私のところは、首都圏に近いとは言っても、普通の方はゴルフか ハイキングでなければ用のない山の中です。 当然、こうしたサービスを利用する人は少なく、交換機工事を やっても、元が取れないとか それなりに NTT側の経済的な 理由はあると思いますが、ユーザとすれば 地域格差を 埋める最大の手段である ネットワーク利用の入り口で 門前払いを食らってしまった格好です。 政府・官僚もe-japan構想とか電子政府とか、旧態依然の道路建設に 税金をつぎ込むことへの風当たりが強くなってきたので、 風向きを変えるための税金の使途として、地域格差解消! なんて聞こえのいい事を言っていますが、実態は民間任せ で、ちょっと沖縄とか目立つところにモデル自治体を作っただけで お茶濁しをしているようです。 まして NTTも、一私企業になってしまって、利益につながらないことは やりたく無いと言うことでしょうが、 ユーザへのサービスの 公平性のような事は考えていないのでしょうか。 というか都市圏の競争の激しいところで、純民間企業と競って勝ち残れるほど NTTの体質は強くないんだから、今から地方に媚を売っておいた方が 将来のために良いのに。

 都内では、フレッツと YahooBBなどが 競ってサービス地域を 拡大して、契約獲得競争を繰り広げています。 それでなくても、ケーブルTV やら FTTH やらという 先進的なサービスが選り取り見取りな地域ではなく 私のところのように、誰にも相手にされない地域に せめて ADSLくらいはサービスを拡大しようと言う通信会社は いないのでしょうか。
皆さんのところは 如何ですか? もう接続できています?
2001/12/ 9


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